2017年01月03日
吹田市内の神社めぐり
2017年01月02日 江坂神社→千里山神社→春日神社→佐井寺神社→山田神社→千里丘稲荷神社→吉志部神社→名次神社→片山神社→泉殿宮→高浜神社→垂水神社→蔵人稲荷神社→江坂神社
新年ということで、今年も縁起もの企画です。昨年は北摂の七福神巡りをしました。その延長で近隣の神社など調べたので・・・・結局、居住している市内の神社をひと廻りすることにしました。
この時期、まだ陽が短いですから遠出はしにくいです。寒いので輪行も辛いです。自宅を発着する輪行無しが楽で安心です。今回の行程はすべて『お買い物自転車』で走っているエリアですから、余計に安心です。
吹田の市域は大阪平野の北縁にあって、大阪近郊で宅地化が進んでいますが、まだまだ農地も残っています。古い道も通っています。平地の部分と山にかかる谷間は古い地域と元々の山林を拓いたニュータウン地域。前者の地域には、元々の集落の神社があります。
吹田市内の神社は大小さまざまです。全国的に知られるような大物はありませんが、そこそこの規模や格式の神社がいくつかあります。あれこれ調べて見つかった神社が14社。今年はこれらを廻ることにしました。
( 漏れている所があれば教えてください。機会を見て訪ねようと思います。)
自宅のある地域の神社から出発して、すべての神社を廻るひとふで書きコース。遠回りに鳴らない程度にできるたけ無駄な登坂を避ける。何度か通って土地勘のある道を繋いで、なるべく交通量の多い道は避ける。神社はなるべく正面の参道がわからアプローチする。アップダウンの多い北側の丘陵地から廻って、道の判りやすい平地の市街地を後半にする向きにしました。
問題は所要時間。人出の少なそうな所もありますが、相当な混雑が予想される所もあります。お参りにどのぐらい時間がかかるか。あまり混雑してるようならば、きちんとしたお参りは後日にして脇から御挨拶という形にすることにしました。
[江坂神社] (素盞嗚尊神社) 吹田市江坂町3−68−11
朝、普通の出勤より少し遅いぐらいの出発。一旦神社の下まで下り、正面の鳥居の所まで来ました。通称江坂神社。吹田市内には素盞嗚尊を祭る神社が多いです。
[江坂神社]
ここは榎坂村の神社。地下鉄駅前のあたりは広芝町で、江坂の古い集落はその北側。集落内を「吹田街道」が通っています。神社はその集落の北の丘陵に登りかけた位置。社殿は石段の上です。
新御堂筋の祝橋交差点から東へ。ここも江坂町。そこから坂道を上って「千里山」へ。阪急の関大前駅と千里山駅の西のエリアは昔に近郊住宅地として拓かれたエリア。大きな区画に邸宅が並んでいます。
[千里山神社] 吹田市千里山西4丁目
ここはその千里山地区の神社。丘陵斜面の住宅地の中。少し小高いピークの上にありました。
[千里山神社]
建てられたいきさつから、ここは市内の他と比べるとぐっと新しい神社です。境内は狭いですが、周囲は戸建ての住宅ばかりなので、ゆったり広々とした雰囲気です。
神社の少し北の道を西へ下った谷間のあたりが「春日」地域。新御堂筋を渡って、細い川に沿って谷間を北上。このあたりは駅からは微妙な距離で、谷沿いまだまだ農地がかなりあります。最近は山を切り開いてだんだんマンションなど増えてきています。そのマンションのある山裾に沿って緩く登る道へ。
[春日神社] 吹田市春日3−343
春日の村の神社です。高層マンションの横の公園の横。新しい住宅地に接する昔の里山。車道は左へ。石段の道はまっすぐ斜面を登ります。
[[春日神社]
村の裏山の社という雰囲気です。静かです。
ここから春日の集落の北側から新御堂筋へ。佐井寺へは坂を避ける抜け道を通ります。南千里の手前で阪急電車を潜って、佐竹台の縁を廻って佐井寺の谷の西端へ。ニュータウンの縁をかすめるような道で、景色はめまぐるしく変わります。
[愛宕神社] 吹田市佐井寺2−24−1
佐井寺の谷の西側奥の斜面にある集落の中。このあたりは山裾の古い集落そのままで、細くうねった道ばかりです。
[愛宕神社]
住宅横の細い階段を上ると、こじんまりとした社殿がありました。背の高い建物が背後からのぞき込むように建ってます。
[愛宕神社より]
境内から南東方向です。大阪平野から千里丘陵にかかる斜面の突端。東大阪のあたりまで見渡せます。
ここから佐井寺神社まではすぐ近くです。集落の中の入り組んだ細い道を行きます。
[佐井寺神社] (伊射奈岐神社) 吹田市佐井寺1−18−26
地図には登る道がいくつもありましたが、正面は南側でした。けっこう急な石段だからでしょうか、こちらから登る人は少なかったです。
[佐井寺神社]
ここは「伊射奈岐命」を祭る神社。社殿は大きく立派です。
次の「山田の伊射奈岐さん」は隣の谷にあります。まず佐井寺の谷から北東に下って猪子谷の谷筋へ。
[山田下の交差点・西]
佐井寺北交差点から下って「山田下」まで来ました。ここには「伊射奈岐神社」の案内看板があります。
大阪方向から南千里へ向かって猪子谷を登って来ると、交差点の左側にあるのが、佐井寺の伊射奈岐神社の案内。
[山田下の交差点・東]
交差点の右側にあるのが、山田の佐井寺の伊射奈岐神社の案内。延喜式神名帳の島下郡の条に「伊射奈岐神社が二座あり」と記されているそうです。
交差点を北へ進みます。ひと山越すと山田の谷。山田駅から来る広い新道と交差してそのままもうひと山越すと山田村。
[山田神社] (伊射奈岐神社) 吹田市山田東2−3−1
ここは大きな神社です。自動車で参拝される方も多く、広い駐車場もいっぱい。境内はかなり混雑してました。参道には屋台が出ていました。
[[山田神社]
ここは伊射奈岐神社ですが、主神は「伊射奈美命」だそうです。
次は千里丘の丘陵。吹田の市域の北東端ですぐ北は茨木市南は摂津市。道はいくつか考えられますが、一旦樫切山へ坂を登り越して北西側から登ることにしました。
千里丘稲荷神社は、最近建設された「ミリカヒルズ」のマンション群のすぐ東にあります。北西側から登ってくると、サミット付近に神社への登り口がありますが、ここはスルーして道なりに下ります。
[千里丘稲荷神社] 吹田市千里丘北1-1
お稲荷さんのイメージのひとつが並んだ朱色の鳥居。鳥居をくぐりながら山腹へと登ります。
[千里丘稲荷神社]
赤いのは鳥居だけで、境内はしずかで落ち着いた雰囲気でした。大規模マンション群の中に取り残された里山の神社という感じです。
[[赤い大きい鳥居]
並ぶ鳥居の前の道は丘の上のマンション群へ登る自動車の道と交差します。その延長上の集落道を抜けた所にあるのがこの赤い大きな鳥居。おそらく、本来はここまでが稲荷神社の参道なのでしょう。下から登ってくるとたいへん目立つ鳥居です。
交通量が多く喧噪な府道を避けて、大鳥居から少し下ったところの交差点で右折して南西に進みます。道沿いには古さを感じさせる物はありませんが、鳥居の位置から考えると案外古い道かもしれません。JR千里丘駅近くで一度途切れますが、その先へ進む細道は昔の亀岡街道。道なりに進めば岸部の集落に入ります。
[吉志部神社] 吹田市岸部北4−18−1
岸部の集落の中を進む旧道の横に大きな鳥居があります。ここから吉志部神社へ松並木の参道。しばらく前まではこの両側には田畑が残っていたのですが、今はすっかり宅地化してます。
[吉志部神社]
今はここが吉志部神社の入り口のようです。前の道が整備延長されて余計にそんな感じになってます。奥の石段を登ると社殿です。
この横が紫金山公園で、北側へ越すとその先は佐井寺です。
[吉志部神社]
ここは歴史のある神社です。もっとも、社殿自体は近年に焼失して復元されたので見た目は真新しいです。
下の大きい鳥居まで戻って、ふたたび旧亀岡街道に沿って西へ。旧道は吹高口交差点手前で府道と交錯して南側へ出ます。そのまま旧道を進みます。
[名次神社] 吹田市岸部中1−12−14
交通量の多い府道からすぐ南側の細道。アパートや工場に囲まれた、町の小公園ぐらいの狭い一角です。この前の道は何度も通っているのですが、いつもは素通りしていました。お参りするのは初めてです。
[名次神社]
歴史のある神社らしいのですが、それらしい雰囲気はありません。近年に立て直されたらしい社殿は、ほとんど祠という感じです。
この先、旧街道は途切れています。仕方ないので、府道(の歩道)を走ってJR吹田駅の先まで進みます。
[片山神社] (素盞烏尊神社) 吹田市出口町3−3
ビール会社の真ん前、府道に面して赤い巨大な鳥居があり、そこから参道が続いてます。奥の一段高くなった所が神社です。
[片山神社]
石段を登ると、朱色の大きな社殿があります。綺麗な飾り付けがされていました。元旦に来た時はけっこうな人出でしたが、今日はあまり並んでいませんでした。
泉殿宮も府道沿いにあり、府道からも入れますが、正面は南側です。府道の曲がり角のひとつ手前で南に折れて住宅地の方から回り込みます。
[泉殿宮] 吹田市西の庄町10−1
けっこう風変わりな鳥居です。市街地ですが、境内はけっこう広く、見所も多いです。普段は何度も来ている場所ですが、お正月は雰囲気が違います。
[泉殿宮]
正面はからは普通に見えますが、大きく凝った造りの社殿です。元旦は混雑するらしいですが、今日は意外とすいていました。
同じ道を通らないひと筆書きコースという事で、参道の先の道の狭いアンダーパスでJRの下を潜り、そのまま道なりに直進すると高浜神社の近くに出て来ます。おそらく、この道筋が昔の亀岡街道でしょう。
[高浜神社] 吹田市高浜町5−34
神崎川を渡る渡し場が近くにあり、このあたりは古い集落です。その街道沿いにある街の大きな神社。やはり参拝者は多いです。境内の出店も多いです。
[高浜神社]
平地に建つ大きな社殿です。
一旦西へ進んで内環状(の歩道)を走って阪急吹田駅の近くへ。そこから北側の道を通って豊津駅の西側へ進み、商店街の途中から1本北側の生活道路へ。この道は昔の吹田街道です。
[垂水神社] 吹田市垂水町1−24−6
道の横にある大きな鳥居。参道の両側は昔は田んぼだったのでしょうか。今はすっかり住宅地。この先にもう1本生活道路があり、そのすぐ先が神社への石段です。
[垂水神社]
石段を登ると広い境内。周囲を大きな樹が囲んでいるので眺望はききません。ここも元旦はたいへん混雑する神社ですが、今日はそれほどではありませんでした。
ここから新御堂筋まで西に進み、一旦江坂駅北側まで南下し、住宅地の中の道を西へ辿ります。
[蔵人稲荷神社] 吹田市豊津町38−1
新旧の住宅と会社など混然としたエリアを抜けて、平地が天井川の土手に行き当たるところ。吹田市の西端。稲荷神社ですが、ここには朱色の鳥居はありません。
[蔵人稲荷神社]
1段高い所に建てられた社殿。朱色ではありません。横は稲荷さんの幼稚園ですが、今日は静かです。このあたり、町名は豊津町ですが、通称名は「蔵人」です。
ここから住宅地の中の道を辿って北へ進めば江坂村の集落。
[江坂神社の鶏]
今年の干支は鶏。どんな一年になるでしょうか。
市街地というよりもほとんど住宅地。生活道路は細く入り組んでいて、交通は少なくても通行人はいます。のたのたゆっくり走行です。一部の急坂を除くと、お買い物自転車で走るのと大差無いです。ランドナーで行くメリットは、階段を担いで越せるぐらいでした。
所要4時間半ほどですが、参拝の時間が含まれています。神社の混み具合で時間は大幅に変わると思います。お正月など行事を外せばゆったり回れると思います。
土地勘のあるエリア内でも、いくつものポイントを楽に要領よく廻るコースを考えるのはけっこう難しいです。以前は良く通った道、今の毎日通っている道、普段とひと筋違う道。通った事の無い道。近くを通っても立ち寄ることの無かった神社にも御挨拶。
新年ということで、今年も縁起もの企画です。昨年は北摂の七福神巡りをしました。その延長で近隣の神社など調べたので・・・・結局、居住している市内の神社をひと廻りすることにしました。
この時期、まだ陽が短いですから遠出はしにくいです。寒いので輪行も辛いです。自宅を発着する輪行無しが楽で安心です。今回の行程はすべて『お買い物自転車』で走っているエリアですから、余計に安心です。
吹田の市域は大阪平野の北縁にあって、大阪近郊で宅地化が進んでいますが、まだまだ農地も残っています。古い道も通っています。平地の部分と山にかかる谷間は古い地域と元々の山林を拓いたニュータウン地域。前者の地域には、元々の集落の神社があります。
吹田市内の神社は大小さまざまです。全国的に知られるような大物はありませんが、そこそこの規模や格式の神社がいくつかあります。あれこれ調べて見つかった神社が14社。今年はこれらを廻ることにしました。
( 漏れている所があれば教えてください。機会を見て訪ねようと思います。)
自宅のある地域の神社から出発して、すべての神社を廻るひとふで書きコース。遠回りに鳴らない程度にできるたけ無駄な登坂を避ける。何度か通って土地勘のある道を繋いで、なるべく交通量の多い道は避ける。神社はなるべく正面の参道がわからアプローチする。アップダウンの多い北側の丘陵地から廻って、道の判りやすい平地の市街地を後半にする向きにしました。
問題は所要時間。人出の少なそうな所もありますが、相当な混雑が予想される所もあります。お参りにどのぐらい時間がかかるか。あまり混雑してるようならば、きちんとしたお参りは後日にして脇から御挨拶という形にすることにしました。
[江坂神社] (素盞嗚尊神社) 吹田市江坂町3−68−11
朝、普通の出勤より少し遅いぐらいの出発。一旦神社の下まで下り、正面の鳥居の所まで来ました。通称江坂神社。吹田市内には素盞嗚尊を祭る神社が多いです。
[江坂神社]
ここは榎坂村の神社。地下鉄駅前のあたりは広芝町で、江坂の古い集落はその北側。集落内を「吹田街道」が通っています。神社はその集落の北の丘陵に登りかけた位置。社殿は石段の上です。
新御堂筋の祝橋交差点から東へ。ここも江坂町。そこから坂道を上って「千里山」へ。阪急の関大前駅と千里山駅の西のエリアは昔に近郊住宅地として拓かれたエリア。大きな区画に邸宅が並んでいます。
[千里山神社] 吹田市千里山西4丁目
ここはその千里山地区の神社。丘陵斜面の住宅地の中。少し小高いピークの上にありました。
[千里山神社]
建てられたいきさつから、ここは市内の他と比べるとぐっと新しい神社です。境内は狭いですが、周囲は戸建ての住宅ばかりなので、ゆったり広々とした雰囲気です。
神社の少し北の道を西へ下った谷間のあたりが「春日」地域。新御堂筋を渡って、細い川に沿って谷間を北上。このあたりは駅からは微妙な距離で、谷沿いまだまだ農地がかなりあります。最近は山を切り開いてだんだんマンションなど増えてきています。そのマンションのある山裾に沿って緩く登る道へ。
[春日神社] 吹田市春日3−343
春日の村の神社です。高層マンションの横の公園の横。新しい住宅地に接する昔の里山。車道は左へ。石段の道はまっすぐ斜面を登ります。
[[春日神社]
村の裏山の社という雰囲気です。静かです。
ここから春日の集落の北側から新御堂筋へ。佐井寺へは坂を避ける抜け道を通ります。南千里の手前で阪急電車を潜って、佐竹台の縁を廻って佐井寺の谷の西端へ。ニュータウンの縁をかすめるような道で、景色はめまぐるしく変わります。
[愛宕神社] 吹田市佐井寺2−24−1
佐井寺の谷の西側奥の斜面にある集落の中。このあたりは山裾の古い集落そのままで、細くうねった道ばかりです。
[愛宕神社]
住宅横の細い階段を上ると、こじんまりとした社殿がありました。背の高い建物が背後からのぞき込むように建ってます。
[愛宕神社より]
境内から南東方向です。大阪平野から千里丘陵にかかる斜面の突端。東大阪のあたりまで見渡せます。
ここから佐井寺神社まではすぐ近くです。集落の中の入り組んだ細い道を行きます。
[佐井寺神社] (伊射奈岐神社) 吹田市佐井寺1−18−26
地図には登る道がいくつもありましたが、正面は南側でした。けっこう急な石段だからでしょうか、こちらから登る人は少なかったです。
[佐井寺神社]
ここは「伊射奈岐命」を祭る神社。社殿は大きく立派です。
次の「山田の伊射奈岐さん」は隣の谷にあります。まず佐井寺の谷から北東に下って猪子谷の谷筋へ。
[山田下の交差点・西]
佐井寺北交差点から下って「山田下」まで来ました。ここには「伊射奈岐神社」の案内看板があります。
大阪方向から南千里へ向かって猪子谷を登って来ると、交差点の左側にあるのが、佐井寺の伊射奈岐神社の案内。
[山田下の交差点・東]
交差点の右側にあるのが、山田の佐井寺の伊射奈岐神社の案内。延喜式神名帳の島下郡の条に「伊射奈岐神社が二座あり」と記されているそうです。
交差点を北へ進みます。ひと山越すと山田の谷。山田駅から来る広い新道と交差してそのままもうひと山越すと山田村。
[山田神社] (伊射奈岐神社) 吹田市山田東2−3−1
ここは大きな神社です。自動車で参拝される方も多く、広い駐車場もいっぱい。境内はかなり混雑してました。参道には屋台が出ていました。
[[山田神社]
ここは伊射奈岐神社ですが、主神は「伊射奈美命」だそうです。
次は千里丘の丘陵。吹田の市域の北東端ですぐ北は茨木市南は摂津市。道はいくつか考えられますが、一旦樫切山へ坂を登り越して北西側から登ることにしました。
千里丘稲荷神社は、最近建設された「ミリカヒルズ」のマンション群のすぐ東にあります。北西側から登ってくると、サミット付近に神社への登り口がありますが、ここはスルーして道なりに下ります。
[千里丘稲荷神社] 吹田市千里丘北1-1
お稲荷さんのイメージのひとつが並んだ朱色の鳥居。鳥居をくぐりながら山腹へと登ります。
[千里丘稲荷神社]
赤いのは鳥居だけで、境内はしずかで落ち着いた雰囲気でした。大規模マンション群の中に取り残された里山の神社という感じです。
[[赤い大きい鳥居]
並ぶ鳥居の前の道は丘の上のマンション群へ登る自動車の道と交差します。その延長上の集落道を抜けた所にあるのがこの赤い大きな鳥居。おそらく、本来はここまでが稲荷神社の参道なのでしょう。下から登ってくるとたいへん目立つ鳥居です。
交通量が多く喧噪な府道を避けて、大鳥居から少し下ったところの交差点で右折して南西に進みます。道沿いには古さを感じさせる物はありませんが、鳥居の位置から考えると案外古い道かもしれません。JR千里丘駅近くで一度途切れますが、その先へ進む細道は昔の亀岡街道。道なりに進めば岸部の集落に入ります。
[吉志部神社] 吹田市岸部北4−18−1
岸部の集落の中を進む旧道の横に大きな鳥居があります。ここから吉志部神社へ松並木の参道。しばらく前まではこの両側には田畑が残っていたのですが、今はすっかり宅地化してます。
[吉志部神社]
今はここが吉志部神社の入り口のようです。前の道が整備延長されて余計にそんな感じになってます。奥の石段を登ると社殿です。
この横が紫金山公園で、北側へ越すとその先は佐井寺です。
[吉志部神社]
ここは歴史のある神社です。もっとも、社殿自体は近年に焼失して復元されたので見た目は真新しいです。
下の大きい鳥居まで戻って、ふたたび旧亀岡街道に沿って西へ。旧道は吹高口交差点手前で府道と交錯して南側へ出ます。そのまま旧道を進みます。
[名次神社] 吹田市岸部中1−12−14
交通量の多い府道からすぐ南側の細道。アパートや工場に囲まれた、町の小公園ぐらいの狭い一角です。この前の道は何度も通っているのですが、いつもは素通りしていました。お参りするのは初めてです。
[名次神社]
歴史のある神社らしいのですが、それらしい雰囲気はありません。近年に立て直されたらしい社殿は、ほとんど祠という感じです。
この先、旧街道は途切れています。仕方ないので、府道(の歩道)を走ってJR吹田駅の先まで進みます。
[片山神社] (素盞烏尊神社) 吹田市出口町3−3
ビール会社の真ん前、府道に面して赤い巨大な鳥居があり、そこから参道が続いてます。奥の一段高くなった所が神社です。
[片山神社]
石段を登ると、朱色の大きな社殿があります。綺麗な飾り付けがされていました。元旦に来た時はけっこうな人出でしたが、今日はあまり並んでいませんでした。
泉殿宮も府道沿いにあり、府道からも入れますが、正面は南側です。府道の曲がり角のひとつ手前で南に折れて住宅地の方から回り込みます。
[泉殿宮] 吹田市西の庄町10−1
けっこう風変わりな鳥居です。市街地ですが、境内はけっこう広く、見所も多いです。普段は何度も来ている場所ですが、お正月は雰囲気が違います。
[泉殿宮]
正面はからは普通に見えますが、大きく凝った造りの社殿です。元旦は混雑するらしいですが、今日は意外とすいていました。
同じ道を通らないひと筆書きコースという事で、参道の先の道の狭いアンダーパスでJRの下を潜り、そのまま道なりに直進すると高浜神社の近くに出て来ます。おそらく、この道筋が昔の亀岡街道でしょう。
[高浜神社] 吹田市高浜町5−34
神崎川を渡る渡し場が近くにあり、このあたりは古い集落です。その街道沿いにある街の大きな神社。やはり参拝者は多いです。境内の出店も多いです。
[高浜神社]
平地に建つ大きな社殿です。
一旦西へ進んで内環状(の歩道)を走って阪急吹田駅の近くへ。そこから北側の道を通って豊津駅の西側へ進み、商店街の途中から1本北側の生活道路へ。この道は昔の吹田街道です。
[垂水神社] 吹田市垂水町1−24−6
道の横にある大きな鳥居。参道の両側は昔は田んぼだったのでしょうか。今はすっかり住宅地。この先にもう1本生活道路があり、そのすぐ先が神社への石段です。
[垂水神社]
石段を登ると広い境内。周囲を大きな樹が囲んでいるので眺望はききません。ここも元旦はたいへん混雑する神社ですが、今日はそれほどではありませんでした。
ここから新御堂筋まで西に進み、一旦江坂駅北側まで南下し、住宅地の中の道を西へ辿ります。
[蔵人稲荷神社] 吹田市豊津町38−1
新旧の住宅と会社など混然としたエリアを抜けて、平地が天井川の土手に行き当たるところ。吹田市の西端。稲荷神社ですが、ここには朱色の鳥居はありません。
[蔵人稲荷神社]
1段高い所に建てられた社殿。朱色ではありません。横は稲荷さんの幼稚園ですが、今日は静かです。このあたり、町名は豊津町ですが、通称名は「蔵人」です。
ここから住宅地の中の道を辿って北へ進めば江坂村の集落。
[江坂神社の鶏]
今年の干支は鶏。どんな一年になるでしょうか。
市街地というよりもほとんど住宅地。生活道路は細く入り組んでいて、交通は少なくても通行人はいます。のたのたゆっくり走行です。一部の急坂を除くと、お買い物自転車で走るのと大差無いです。ランドナーで行くメリットは、階段を担いで越せるぐらいでした。
所要4時間半ほどですが、参拝の時間が含まれています。神社の混み具合で時間は大幅に変わると思います。お正月など行事を外せばゆったり回れると思います。
土地勘のあるエリア内でも、いくつものポイントを楽に要領よく廻るコースを考えるのはけっこう難しいです。以前は良く通った道、今の毎日通っている道、普段とひと筋違う道。通った事の無い道。近くを通っても立ち寄ることの無かった神社にも御挨拶。