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2020年07月30日

千里丘陵近辺の川を訪ねて 神崎川〜安威川〜勝尾寺川

2020年7月30日 糸田川・神崎川→安威川→正雀川→山田川→大正川→茨木川→勝尾寺川

 諸事情でここ数年「自転車でお出かけ」できないでいました。
 それも少しづつ解消して、今年の春から徐々に復活と考えて、あちこちコースを考えていたのですが、世界的な事情が生じてそれどころではなくなりました。

 長閑な田園を自転車で走る事自体は比較的問題無いと思うのですが、そこまでの行程が問題です。
 通行人や自動車の多い市街地を長距離走るのは危険でもあり、苦痛でもあります。そこで輪行となるのですが、そうなると、よほど時間帯と行き先を選はない限り、多数の人との接触が避けられません。時間的に輪行で行ける行き先が限られてしまいます。今年は夏の鉄旅も自粛するつもりでいます。

 とは言っても、まったく引きこもっているのも悔しいので、比較的近いエリアで走り残しているエリアを探してお出かけすることにしました。例年より長く続いた梅雨がやっと開けそうな時期、ぎりぎり7月のうちのお出かけです。

 しばらくぶりの『お出かけ自転車』なので、自転車の調子の確認と人間の脚慣らしの意味で、輪行無しのコースを考えました。自宅から川筋を辿って半円状に走るコースで、鉄道駅が近くにあり、何かあればエスケープが可能です。


 自宅から江坂の街を抜けて糸田川に沿って神崎川まで来ました。神崎川の左岸は以前に走っていますが、今回は右岸を遡上します。以前のRUNはこちら


神崎川の河岸は歩道/自転車道になっています。川には鉄道橋や道路橋が多く架かっていて、土手道はこれらと交錯して面倒なので、河岸の道を走ります。


阪急千里線の鉄橋の下をくぐります。この橋は最近架け替えられた物です。古い鉄橋の橋脚のうち、河川敷ににある物は残されてますが、川の中にあった歴史的な橋脚は撤去されています。


安威川と神崎川の合流点です。神崎川は淀川から別れて来て、猪名川に流れ込みます。安威川は茨木の山から流れて来ていて、流量的にはこちらの方が多いのではないでしょうか。安威川については、以前のRUNを。


阪急京都線と交差します。この近くの阪急の駅名は"相川(あいかわ)"です。川の名は安威川(あいがわ)です。


岸部駅の南あちりまで来ましたが、ここで河川敷が通行止めになっていました。仕方ないので土手の上に上がります。


正雀川が合流して来ます。千里丘陵は箕面の山塊から南に張り出した丘陵状の土地で、放射状に小さな川が流れ出ています。これらは最終的にはすべて神崎川に流入します。局地的な豪雨などあれば、短時間に水位が上がります。


続いて山田川が合流して来ます。ここを渡る橋は少し川上にあります。ここの迂回は僅かですが、川岸を辿る場合、道の続き具合が気になります。このあたりは河川敷の歩道も途切れています。


鳥飼の近くまで来ました。近畿道と中央環状とモノレールの橋の下をくぐります。


すぐ先で今度は大正川が合流して来ます。この川は千里丘陵の東側から摂津市内を流れて来た川でけっこう大きいです。写真の橋を渡ります。(大正川の様子はこちら)


この付近、河川敷が通行できなくなっています。そこで土手道を行くのですが、草が茂って『シングルトラック』になっています。


河川敷の通行止めは梅雨時の増水で荒れた後の復旧作業のためのようです。川縁の手すりに草がひっかかっていて、路面には泥が溜まっています。淀川と猪名川の水位が上がると神崎川の水位も上がります。その状態で山地に雨が降ると、この付近の川が増水します。まあ、河川敷は増水時の遊水池的な役割を持っているので、こうなるのは本来の姿なのですが。


土手道が舗装道路になりました。左岸はちゃんとした道なのですが、こちら岸は細道です。地元らしい車は時々通りますが、おおむね静かな道です。北摂の山塊に向かって、川の流れは東からゆっくり北に向きを変えます。まだこのあたりは川が作った堆積地で、傾斜は緩いです。のたのた走ります。


阪急京都線と交差します。土手道はこの先は途切れています。普通なら、歩行者や自転車は河川敷へ降りるのですが、このあたりの河川敷は整備のため通れません。仕方ないので、少し戻って土手下の道を通って迂回します。


続いて、JR線と交差します。幸い、この付近の河川敷は通行できるので、下へ降りて進みます。


すぐ先が茨木川の合流点です。右が安威川で左が茨木川。ここは昭和初期に付け替えられた流れで、昔は茨木市街地を流れていたようです。
安威川に沿って進むと山地に入り込んで、その先は亀岡です。これは以前に通ったコース。今回は左の茨木川に沿って進みます。


川はすぐに国道171号と交差します。国道171号は昔の西国街道。このあたりも、以前に走りました


茨木川はここで2つに分かれます。右は佐保川で、府道110号が通る谷を登ります。今回は左の勝尾寺川に沿って進みます。府道110号のURNはこちら


川は箕面の山塊と千里丘陵の間の鞍部に向かって東から南東に向きを変えます。そして国道171号と交錯します。このあたり、昔の西国街道は川に沿って通っていました。写真で国道の橋の手前の川沿いの細い道が昔の街道です。


山の間の傾斜を探るように、川筋は細かく曲がります。ところどころで土手道は途切れます。仕方ないので、対岸に渡り、先へ進みます。


この道は旧西国街道。歴史的な道として整備したのでしょうか、このあたりは土色のカラー舗装になっています。街道は少し手前で川を渡っていました。そして、この少し先で再び右岸に渡ります。


川はこの少し手前で2つに分かれています。左は西に続く鞍部から来る支流で、本流は箕面の山塊に向かって北に向きます。そして、ふたたび国道171号と交差します。


地図では川の右岸には道が描かれていませんが、こちら側は自動車通行止めの道になっていました。自転車で進むにはかえって好都合です。この細道はしばらく先まで続きます。


茨木市から箕面市に入りました。ここで『彩都』へのアクセス道路府道1号とモノレールの高価をくぐります。このあたりから、北西の山に向かって登り傾斜が増して来ます。


丘陵地で開発が進んでいるエリアです。山を切り開いた住宅地と谷間に残る農地が混在しています。道を探りながら川沿いに進むのがだんだん厳しくなってきました。


粟生間谷のあたりまで来ました。川が刻む谷が狭く深くなって来て、この先で川沿いの道は消えます。この川が刻む谷に沿って進む道は府道4号で、これを辿ると勝尾寺を経て、箕面の山を越えて豊能に向かいます。


その府道4号。さきほどの橋のすぐ右側です。今回は山登りではなく、川を巡る旅なので、勝尾寺川とのつきあいもここまで。

この先は府道4号から府道9号で粟生外院で鞍部を越え、丘陵の西側へ出ました。そこは千里川の流域。千里川に沿う道は何度も走って慣れた道。途中の野畑から府道43号に逸れると自宅まですぐなのですが、それではちょっと物足りない。そこで川沿いの道のまま、豊中駅の北側を抜けて伊丹空港の際を通り、猪名川との合流点まで走りました。このあたりも「お買い物自転車」でしょっちゅう走っているエリア。


次は片輪行、あるいは近所で時間の厳しくない輪行のコースを考えています。その頃には夏らしい天気になっているはずです。


mars2015 at 21:00コメント(0)

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